離婚協議書
「離婚協議書」とは、離婚時や離婚後の約束事を書面にしたものです。
その内容は、子供の親権や養育費、慰謝料の金額や財産分与などについてで、
離婚届を提出する前に作成します。
お互いに離婚の意思が固まったら、一刻も早く別れてしまいたいからといって
話し合い（協議）をせずに、何も決めずに離婚届を提出してしまっては
「離婚後のトラブル」の火種を残すことになってしまいます。
離婚に際して最低でも以下のことは取り決める必要があります。
・親権
・養育費
・慰謝料
・財産分与
・面接交渉権など
そして、それぞれに付随した様々なことを取り決めなくてはなりません。
子供との面談方法は？
引っ越した時に相手に通知するの？
相手が養育費を払わなくなったら？
細かいことを挙げればキリがないくらいです。
決めるべきことを決めなければトラブルになるのは当然だともいえます。
また離婚協議書は公正証書にすることが一般的です。
特に金銭の授受を継続して行うことが多いので
未払いや滞納を防止するためにも公正証書にするべきだと思います。
公正証書にしていない場合、相手から強制して養育費等を支払わせるには、裁判が必要になります。
裁判時の費用や労力を考えればあらかじめ公正証書にしておく方が賢明でしょう。
離婚してもそれぞれの人生は続きます。
離婚後の生活や人生にトラブルを持ちこんで過去を引きずるよりも、
しっかりと責任ある協議をすることは未来の自分の為でもあるのです。
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